入院

正月早々、一週間ほど入院しておりました。入院なんてしちゃうのは、2007/9/15以来です。

入院初日。病院へ行く前に、まずは「しまむら」に寄って病院内で着るパジャマを買う。
女房「きゃー、この猫のクッションかわいい! これ買って、これ買ってぇ!」
アホか! 入院の準備のために来てんのに、なんでお前にクッション買ってやらなきゃならんのだ!
女房「いーわよ、じゃあ自分で買うから」
猫クッションを買うや、さっさとしまむらを出ていく女房。
おーい、パジャマがまだなんだけどー! 仕方ないので、一人で買い物をする。

病院へ着き、まずは病棟へ案内される。もちろん、大部屋である。
看護師さん「一番奥の左側のベッドになります」
はいはい、一番奥の左側ね。って、このベッドですか? 本当に? いまのいままで、誰かが寝てた痕跡がありありとしてるんですが。。。
看護師さん「あ、ベッドメイク忘れてた! いまやりますから、待っててください!」
……大丈夫か、この病院。なんかとっても不安だな。。。

医師から説明を受ける。
医師「今日はこれから、明日もずっと絶飲食になりますので、何も口にしないでください。明日の夜には水分は取れますが、刺激のあるものはだめです」
刺激のあるものと言うと?
医師「例えば、コーヒーとか、100%ジュースはだめです」
医師の説明が終わるや、
女房「ちょっと買い物してくるから」
そう言って出かけた女房が買ってきたのは、
女房「はい、これ。買ってきてあげたよ、缶コーヒー」
……お前さ、さっきの先生の話、一緒に聞いてたよね? 今日は絶飲食だって言ってたよね? 明日の夜は飲めるけど、でもコーヒーはだめだって言ってたよね? なのになんでコーヒー買ってくるわけ?
女房「平気でしょ」
なにが?!

手術の日。
女房「手術は何時から? その時間までには来るから」
と言っていた女房は、手術が終わっても来なかった。
夜、消灯間近になってから、
女房「やっほー、元気ー?」
かましい! 帰れ!

この病院だが、良かったと思う点はあまりなかったが、不満はいくつかあった。特に、看護師さんで注射がうまくできる人が一人しかいない。
毎日、午前と午後に点滴を打たれたが、これがことごとく失敗する。血管を外れるのは当たり前で、「痛かったらナースコールしてくださいね」と言われるものの、たかが点滴が痛いくらいでナースコールなどしたら恥ずかしい。おかしいな、こんなに痛いはずないんだけどな、と思いつつも我慢していると、痛さのあまり汗がだらだら出てくる。ついに耐え切れず、汗びっしょりになってナースコールすると、
看護師さん「ああ、外れてますね。もう一度打ちましょう」
このパターンだけで6回もあった。

そんなこんなで、無事に退院できました。
医師「もう退院する? そんなに会社に行きたいのか? もうちょっといなさい」
と言われましたが、一日も早く仕事に復帰したいため(本当は入院費が払い切れないため)退院させてもらいました。