ショート入院

突然の病に倒れ(?)、4日間ほど入院してました。なんの病気で入院したのかは秘密です。 念のために言っときますが、とても人に言えないような病気とかじゃありません。

なぜ入院するほど具合が悪くなったのか――それを書くと大長編になってしまいますので、あえて割愛します。

病院へ運ばれたときは、とにかく苦しくて痛くて、もーどーにもならない状態。
医師「ここは痛いですか?」
はひっ。
医師「それじゃここは?」
はひっ、はひっ。
医師「ふむ‥‥こりゃ入院ですね。よろしいですか、入院ってことで」
いーよ、いーからっ。だから早くこの痛みを何とかしてくれぇっ。
医師「それじゃこの入院承諾書にサインを。まずは内容を読んで。読んだらここに名前を書いてください。ここです、ここにサインを。はい、ボールペン」
この状態で書けるかぁっ! 後にしてくれそんなもん! 今はとにかくこの痛みを何とかしてくれっ! 打て点滴を! 俺の腕に! 一刻も早く! お願いだからっ!

ようやく点滴が打たれるや、
看護士さん「それじゃレントゲン撮ります。連れて行ってあげますから、この車イスに乗ってください」
明日じゃダメなんかいっ。横にならせてくれっ、頼むからっ。(T T)
看護士さん「今日撮らないとだめです」
きっぱり冷たく言われ、やっぱり撮ることに。
レントゲン技師「息を吸ってぇ〜。吐いてぇ〜。はいとめてっ!」
ずりずりずりぃ‥‥。息をとめたとたん気が遠くなり、崩れ落ちるボク。
看護士さん「おささん、立ってくださいっ、立って! ほらっ、しっかり!」
だめれす。。。立てまれん。。。

なんとか撮影が終わると、
看護士さん「よくがんばりましたねー。えらかったですよー」
子ども扱いかよ。(-"-;)
看護士さん「それじゃ部屋に連れて行ってあげますから、また車イスに乗ってください」
ああ、これでやっと横になれる‥‥と思ったら、
看護士さん「これが入院手続きの書類です。これを‥‥それからこれが‥‥これを1Fに出して‥‥で、これは‥‥わかりましたか?」
さっぱりわかりません。てゆーか、わかろうとする気持ちが持てません。放っといてくれ、とにかく、この痛みがひくまではっ。


2日目。昼を過ぎたくらいから調子を取り戻し、あー、腹減ったぁー。食事は出ないんですか?
医師「夕食、食べてみます? 五分粥を出しましょうか? 全部は食べられないと思うので、半分くらい食べてみるつもりで。無理しなくていいですからね。残しちゃってください」

食事が運ばれてきてみると‥‥え、こ、これだけ?(-"-;)
看護士さん「おささーん、夕食はどうですかー? 半分くらい食べられ‥‥」
もう全部食っちまったんだけど。ソッコー1分で。これじゃ足んねー。(-.-)
看護士さん「え”。(-"-;)」
明日の朝は大盛りにしてけろ。d(- -)


3日目の朝。
看護士さん「はいっ、約束通り、大盛りですよっ」
おおっ、言ってみるもんだぁ。(^ ^)
看護士さん「もっと食べられそうですか?」
食える食える。夕食はもっと豪華にしてけろ。d(^ ^)


3日目の夜。
おおっ、ほんとに豪華になった。いやー、融通きくねー、この病院。しかもけっこーうまいっ。(^ ^)

あのさ、お風呂、あるでしょ? 入りたいんだけど。
看護士さん「お風呂? 入っても大丈夫かな。どこかツライところ、あります?」
ツライこと‥‥ああ、あった。喫煙所が遠い。d(- -)
看護士さん「‥‥なんか、もう、大丈夫そうですね」


4日目の朝。
あ、ありゃ? なんか量が元に戻ってないか?(-"-;;
昨日、贅沢言い過ぎたかな。。。


3日目の朝のこと。朝食の後で休憩所へ行き、小説を読んでいると‥‥ 男がいきなり隣のシートにドカっ! な、なんだコイツわ! ふと男の顔を見ると‥‥おおおおO部長!(="=; なぜだ、なぜこの人がここにいる?! どこの病院に入院したか、俺は誰にも言ってねーぞっ?
O部長「白岡近辺の病院を絨毯爆撃して探した」
なな、なんと!(="=;


そんな感じで、痛みがひいてからは、けっこー楽しい入院でしたが(どこがだ)、退院してから体重を計ったら、3キロ痩せてました。
女房 「なに、3キロも痩せた?! あたしも入院しよっかな‥‥」

これで終わりです。オチが弱くてすみません。
なぜ入院することになったのか――それを書くとそこそこ面白いんですが‥‥。
10年ぐらい経ってから書きます。

2007/9/15追記:
書きました。『入院のワケ』をどうぞ。