バルサン殺猫事件

先日の日曜日のこと。子どもたちが「古本屋さん巡りに行きたい」と言い出し、私も欲しい本があったので、家族で出かけることに。

ちょうどいいや、和室でバルサン焚いていこう。押し入れを開放し、バルサンを焚き、扉をきっちり閉め、さあ出かけよう。

3時間後。買いたかった本も見つかり、バルサンも焚き終わった頃――。
長女 「ねぇ、うちの猫、どこにいた? 家を出るとき、見かけなかったけど‥‥」
次女 「あっ! もしかして、和室の押し入れで寝てるかも!」
女房 「そんな! バルサン焚いて締め切ってる部屋で寝てたら、死んじゃうんじゃない?!」
てーへんだ、てーへんだー! 帰るぞ、帰るぞー!
「押し入れにいませんよーに、押し入れにいませんよーに!」。家族全員で祈りながら帰宅し、和室の扉を開け、押し入れの中を覗くと‥‥
女房 「ぎぃやぁー! やっぱりここにいたぁー! ちょっと! だいじょーぶ?! どーしよー、動かないよー!」
ま、まさか‥‥。
女房 「あんたが殺したのよ! あんたがロクに確認もせずに、バルサンなんか焚くからっ!」
果たして、猫は‥‥‥‥寝ていた。ぐっすりと。。。部屋を見渡すと、なんと窓がカラーンと開けっ放しになっている。窓閉めるの忘れてんじゃん! バルサン、不発!!

女房 「あんたは換気しながらバルサン焚いたんかい! このドアホ!」
長女 「お母さん、怒らないで。お父さんがアホだったから、猫が死なずにすんだんだよっ」
次女 「よかったね、お父さんがアホで」
お前らさ、、、もうちょっと違う慰め方ができないんかい?