家庭訪問

先日の家庭訪問の際、
先生「実はですね、、、給食費の未払いが、ちょっと溜まっておりまして‥‥」
女房「ああ、すみません、いつもついうっかりしちゃって。来週にでも持たせますから」
先生「大丈夫ですか? お支払いいただけるなら、少しずつでも構いませんが‥‥」
女房「もちろん大丈夫です!」
ウソである。いったいどこが大丈夫なのか。

世の中には「給食費を取るのは不当だ!」と文句を言ってわざと払わない親がいるらしいが、我が家の場合はそうではない。女房が給食費の分まで使いこんでしまうのが原因だ。

女房給食費が足りないから、お金くれろ」
はあぁ? 給食費が足りないぃ?
子どもに恥をかかせるわけにはいかないので、仕方なく自分の小遣いの中からお金を渡すと、その翌日、
女房給食費が足りないから、お金くれろ」
んが? 昨日渡したお金はどーしたんだっ? まさか、まだ払ってないのかっ?
仕方なくまた渡すが、またもその翌日に、
女房給食費が足りないから、お金くれろ」
お前は日本昔ばなしに出てくる山んばか!

この山んば、子ども時代にはじめて見たとき、なんて怖い女なんだと思いました。その当時は、まさか似たような性格の女性と結婚することになろうとは、夢にも思いませんでしたが。。。

先生「それとですね、、、7月は林間学校というものがありまして‥‥」
女房「林間学校? もちろん知ってますが?」
先生「お金が必要でして、、、2万8千円ほどなんですが、、、お支払い可能ですか?」
女房「もちろん大丈夫です! 決して生活が苦しいわけじゃありませんからっ」
先生「で、ですよねぇぇ。それを聞いて安心しました。あはっ、あははぁっ」
女房「ほほほほっ」
その場しのぎの見栄である。山んばのせいで、生活はとっても苦しい。