おさの回答、不正解!

2009/6/8『長女の授業参観』について、「かつて数学が超得意科目だった」とおっしゃるpoさんから、非常に丁寧な解説が書かれたメールが届きました。了承を得ましたので、引用させていただきたいと思います。

一応自信の程は、95%以上あります。

正式な解答例)
与えられたグラフの式は、
y=-2(x-\frac{1}4)^2+\frac{9}8
となるので、頂点は、
(\frac{1}4, \frac{9}8)
となる。

x軸に平行移動したグラフの式は、
y=-2(x-a)^2+\frac{9}8
となるので、この式に原点(0, 0)を代入すれば、aの二次方程式となり、aの値が求まる。すなわち、
a=\frac{3}4,  -\frac{3}4

以上より、頂点は、
(\frac{3}4, \frac{9}8), (-\frac{3}4, \frac{9}8) ・・・ 答

全国の女子高生の皆さん、これが正解なのよん。(ボヤッキーの声で)

なお、poさんは、そもそも私の回答に違和感を持ち、それで考えてみる気になったそうです。せっかくですので、その思考の過程も引用させていただきます。
これを読んで、しっかり考え方を把握するよーに。>長女

おささんの答の違和感の意味)
娘さんの授業で数学の先生がヒントを与えていますが、答は2つあります。
グラフとしての放物線の特性(y軸に平行な対称軸を持つ)を考えると、
答の形は、必ず (a, b) または (-a ,b) という形になります。

私の暗算での解答方法)
与えられた放物線のグラフは因数分解すると、
y=-(2x+1)(x-1)
となるので、x軸との交点は、
(-\frac{1}2, 0), (1, 0)
になります。
この放物線は、y軸方向に凸な放物線であり、下方に拡がっている放物線なのですが、放物線の特性上、頂点のx座標は、上記のx軸との交点の中点になります。
すなわち、
\frac{(-\frac{1}2+1)}2=\frac{1}4

つまり、
(\frac{1}4, b)
が頂点です。
(bは x=\frac{1}4 を代入すれば、y=\frac{9}8 と出ます。)

一方、設問の放物線グラフをx軸方向に平行移動させて、原点を通るようにするには、x軸との交点は、
(-\frac{1}2, 0), (1, 0)
なので、x軸方向に +\frac{1}2 移動させるか、または -1 移動させればよいわけです。

なので、そのときの放物線の頂点は、
(\frac{1}4 + \frac{1}2, b) および (\frac{1}4 - 1, b)
ということになります。

つまり、
(\frac{3}4, \frac{9}8)(-\frac{3}4, \frac{9}8)・・・ 答
ということになります。

はい、途中から読み飛ばしたそこのあなた! そう、あなたです!
そんなことじゃ、一学期の期末テストは赤点ですよ!
自慢じゃないですが、私なんか3回も読みました(1回で理解しろ)。
とりあえず、上記の回答をまんま書き写して宿題を提出しておくよーに。>長女

ちなみに、私は高校の頃、「一日の授業が全部数学だったらいいのにな」なんて思ってたので、大学は数学科に進みましたが、大学に入ってから気づきました。「ああ、俺は数学が苦手だったんだ」と。。。