タクシー

出荷停止の大ピンチをなんとか切り抜けたので、仕事上がりに経費で飲ませてもらう。やったー、タダ酒だ、タダ酒だーっ。と、はしゃいでいたのは私だけ。σ(^ ^; 当然、電車で帰れるわけがなく、横浜から新白岡までタクシーで帰ることに。。。

さんざん探し回った揚げ句、ようやくちょうちんを見つけ、乗り込むやいなや「埼玉県の新白岡。高速乗って、東北道の久喜インターで降りたら起こして」と運転手に告げ、速攻でシートに横になって眠る。。。。。。

「お客さん、お客さん。起きてください。お客さん!」
「んあ? もう着いちゃったの? あれ? え? こ、ここはどこ?」
「羽田です」
「はあ? 羽田ぁ? ここから飛行機に乗り換えて新白岡まで帰れってか! そういう冗談は、新白岡に空港を造ってからにしとけ!」
「いえ、あそこにいるタクシーに乗り換えてください。もう話はつけてありますから」
「タクシーを乗り換える? 話はつけてある? いったいどういうこと?」
「あの、私、、、埼玉まで、その、行きたくないものですから。。。で、ようやく行ってもいいと言うタクシーを見つけました。(^_^) ですから、あのタクシーに乗り換えてください」
「どうして埼玉へ行くことを拒む。(- -; まあいいや。乗り換えましょ。って、ちょっと待て。俺、現金持ってないよ。チケットがあるだけだよ。(ごそごそ)。ほらこれ」
「え”。。。ちょ、ちょっと待っててください」
運転手2人で、しばしお話し合い。。。
「ダメでした。あのタクシーじゃこのチケットは使えません。すぐに見つけますから、もうひと寝入りしててください」
「ああ? ま、まぁ、いいけどさ。。。」
それから20分後、ようやく私の持ってるチケットが使えるタクシーをゲット。そっちに乗り換えて、なんとか自宅まで連れて行ってもらえる。