泥棒襲来!(前編)

深夜の1時、1Fのリビングで母子3人で寝ていたが、ふと起き出してソファに座り、窓から庭を見ていた女房。。。

と、そのとき、窓に顔が映った。最近は物騒なので、夜通しキッチンの明かりをつけておくようにしており、最初は光の加減で自分の顔が映っているのだと思った。しかし、どうも違う。それはTシャツを着た男であると分かった。息を飲んで見ているとその男は、フェンスに手をかけ、さらに足をかけ、庭に入ってくるではないか! そしてあろうことか、明かりのついているキッチンの窓を・・・。このとき女房は、ようやくそれが泥棒であると気づいた。


START

「ちょっと! 泥棒よ、泥棒!」
女房は、声帯を振動させないレベルでの最大音量の声で、私に知らせた。私はすぐさま玄関へ行き、速攻でシューズを履き、そして庭の東側へ周った。

ああ、頭の中で「スパルタンX」が鳴っている。。。俺は、俺は三沢だー!
「こらお前! なにやっとんじゃ!」

って、三沢は関西弁喋らない。(^^;

庭のコーナーを背に立った私は、呼吸を整え、泥棒目がけてダッシュ! そして、

ランニング・エルボー!(どっごーん)

後ろにふっ飛んで倒れる泥棒。よろよろと立ち上がってきたところを、頭を下げさせ、両腕を後ろにロックして抱え上げ、

タイガー・ドライバー!(ずがしゃっ)

って、そんな高度な技できるかいっ。(- -;
しかたがないので、逆さに抱え上げ、必殺、

エメラルド・フロージョン!(ずがごごーん)

って、地べたでそんなことしたら死んじまうだろっ。(- -;
んじゃとりあえず、

ロォーーーリング・エルボー!(どっごーん)

すぐさま首投げ。そして、

フェース・ロォーーック!(ぎりぎりぎりぎり)

「う”。。。ぎ、ぎぶあっぷ・・・」
ふっ、しかたない、はずしてやるか。。。と、そのとき!

「落ーとーせっ! 落ーとーせっ!」

ああ、3万5千の大観衆の落とせコールが聞こえる。。。
「よっしゃー、落としたるでー」

って、だから三沢は関西弁喋らない。(^^;

そしてとうとう泥棒を落とした私は、無言で右腕を高く上げた。

END

と言うのは、嘘です。(ちゅどーん

いや、その、どこからどこまでが嘘かって、START から END までが。(^^; 以前からずっとプロレスネタを書いてみたかったものですから。(^^;;

果たして、真相はいかに! 後編へつづく。