大連よ、あなたは寒かった。

次女 「パパは明日、天国へ行くんだよね」
天国ちゃうわっ、中国やっ! 飛行機が落ちるみたいで縁起悪いだろっ! そーゆーことをつぶらな瞳で言うなぁ!!! でもまあ、まだ意味もわからん幼子の言うことじゃ、しゃーないわ。
次女 「Tさん家の犬も、死んで天国へ行ったんだよね」
意味わかっとるんやないけ。(-"-;;


と言うわけで、中国は大連へ出張してきました。当初、出張のための時間なんて作れるわけがないと思ってましたが、
F所長「お前は先方との打ち合わせをしてくれるだけでいい。俺がツアコンやってやるし、必要な手続きも全部やってやる。連れて行って、メシも食わせて、連れて帰ってきてやる」
というF所長の頼もしいお言葉を素直に信じ、行くことにしました。

それでは以下、出国編、在中編、帰国編と続けてどうぞ。

出国編

当日の朝は7時に羽田なので、都内のホテルにO部長と前泊することに。明朝は5:30起床だから、今夜は早く寝ましょう。って言ってんのに、この人と一緒だと決してそうはならない。チェックインして部屋に入るやいなや、電話がリリーン!
「俺の部屋へ来い」
行ってみると、やっぱり酒が用意してある。(汗)
〜中略〜
なんだかんだで飲み干すと、
「実はこんな物も買ってある。(赤ワインのボトルをダダーン!)」
あんた寝る気あんのか!


しっかり二日酔いで迎えた出発の朝、ゲートを通るとき、お約束通り引っかかる。コートを脱ぎ、上着を脱ぎ、ポケットの中の物をすべて出してもダメ。腕をぐにぐにされ、お腹をぽふぽふされ、しまいにゃ手袋を外して素手で足をもにもにされ、
F所長 「俺は毎週飛行機乗ってるけど、そこまでされてる奴を見たことがない」
O部長 「お前ってこーゆーとき、ほっんと足手まといだよなー」
ヤジを飛ばすなヤジを! けっこー恥ずかしーんだぞっ。( -"-σ

そんなことより、胃が燃えてて吐き気が‥‥こんなんで飛行機2本も乗り継ぐってか‥‥ぜってー無理だ。(汗) しょーがないので搭乗するや、「あのー、すみません。昨夜ちょっと飲み過ぎちゃって」と胃薬をもらい、なんとか持ちこたえることに成功。こりゃあ幸先いいぞ。(ほんとか?!)


関西空港で国際線に乗り継ぎ。ゲートを通るとき、 「今度こそ絶対に引っかかるなよ!」 と散々キツく言われてたのに、やっぱりお約束通り引っかかる。そしてやっぱりここでも、
「お体にお触りしてもよろしいですか?」
はいはい、どこでも好きなだけどーぞ。(両手両足を広げてぶわぁっ)
F所長 「その娘でいいのか? あの娘に触られたいですって指名しろ! 指名料タダだぞ!」
だからそーゆー恥ずかしいヤジを飛ばすなぁ!( -"-σ
O部長 「指名しないのか、つまんねー。こんなヤツ置いていこ」
ああぁっ、ごめんなさいぃっ。ボクを置いていかないでぇっ。(T T)
しょーがないので、「えーと、そのー、君が‥‥」 指を差そうとすると、
「‥‥(怒)
うっわー、眼が怒ってるぅ〜。(T T)

こーゆーふざけたヤツがいるから飛行機の搭乗手続きが遅れるんです。
手荷物検査は迅速にしましょう。d(- -)
とゆーわけで、関空の検査官のお姉さん、どうもすみませんでした。
悪いのはあの二人です。(きっぱり)

在中編

大連に到着。空港を出てタクシー乗り場の前に立つと、
「コンニチワ」
華やかなチラシを渡され、なんだろうと思って受け取ると、地図が描いてあって、そこに日本語と中国語で、

紅夢苑マッサージまで連れていってください。

な、なんて便利な‥‥。このままタクシーに乗って Go! じゃないか。(汗)

などと思っていたら、
「コンニチワ」
え”。(= =;
「コンニチワ」
ええ”。(= =;
「コンニチワ」
そ、そんなにたくさんは行けませんっ。一ヶ所だけで充分ですっ。(汗)


在中編、以上終わりっ。 と言ってここで終わりにすると、まるで仕事しないで変なトコロに行ったようで誤解を招くだろっ! ちゃんと仕事してましたよ、昼間はね。って、わざわざ誤解されそうな書き方すんなっ! といったところで、在中編、以上終わりっ。

帰国編

出国審査にて。出国カードを出すと、
「Japanese?」
「Yes.」
「Chinese! ( -"-σ」
「え”。(="=; チャイニーズぅ? No! Japanese!」
「Japanese?」
「Yes. イエース!」
「Chinese! ( -"-σ」
「ええ”。(="=;; いや違うって。なんでそー見えんの。Japanese!」
「Japanese? Chinese! ( -"-σ」
「だから違うってのに! 日本人なんだよ俺は! I'm a Japanese! 私は日本人ですっ」
「漢字漢字漢字漢字漢字漢字漢字!」
「中国語なんか分かんないっての! つーか、俺がこれだけ日本語喋ってんだから信用しろ!」
「フンっ。(よそ見しながらスタンプをターン!)」
ど、どーしてそんな態度を。。。ボク、何か悪いコトした?(T T)


免税店にて――。
ふと、レンタルしてたGSM(携帯電話)が無いことに気づく。あれ? さっきお金払ったとき胸ポケットから出して‥‥それから‥‥どうしたっけ? あわてて免税店のお姉さん達に聞いて回る。身振り手振りでケータイを失くしたことを伝えると、一緒に探してくれる。が、どこにもない。

そうこうしてたら、「そのケータイに電話してあげる」と(ジェスチャーで)言ってくれたので、番号を教えると‥‥ピピピピピ、ピピピピピ。おっ、近くで鳴ってる! どこだ? きょろきょろしてたら、お姉さんの一人が、
「尻! 尻!」
はあ? 尻? ああっ、尻ポケットのこんなところにぃ!(="=; (免税店が大爆笑)

というわけで大恥かきましたが、中国の免税店で大ウケ取ったし、ネタができたのでヨシとしました。