印鑑

実印を失くす。

例によって、失くしたのは俺じゃない。

ようやく代わりの印鑑が出来上がったという電話が入ったので、急遽午前休を取り、新白岡に家を建てる前まで住んでいたM原へ行く。

いつもは大宮駅の「あじさい」で、朝食に立ち食いそばを食べるのだが、久しぶりにM原駅の立ち食いそばを食べてみようってんで、大宮では食べるのを我慢して、そのままM原へ直行する。で、M原に着いてみると、以前の立ち食いそば屋が、「あじさい」に変わってた。(汗)

天玉うどんを注文し、一口食べたところで、いきなり店のおばちゃんが、
「お客さん、紳士だねぇ」
「は?」
「いやー、紳士だよー」
「は、はあ」
「他のお客だとさー、汁の味が濃いだの薄いだのって、とにかくうるさいけど、あなたはなんにも言わないもんねぇ」
「は、はあ」
「で、どう? 汁の味」
「あ、ちょ、ちょうどいいです。(^^;」
「あーっはっはっは。やっぱり紳士だー。(笑)」
「。。。(- -;」
すると、もう一人のおばちゃんが、
「ところであんたさー‥‥」
延々と会話は続く。。。まだ一口しか食ってないんだけど。。。頼むから食わせてくれないか。。。


銀行にて。印鑑変更の手続きを終えると、窓口のおねえさんが一枚のパンフを取り出して、
「お客様、インターネットはご利用ですか?」
「え? はい」
「当行では、インターネットを利用して、このような‥‥」
「あの、それ、私、立ち上がった初日に加入しました」
「え。。。そ、そうでしたか。ご利用ありがとうございます」
思えばこのA銀行のインターネットを利用したサービス、「サービスを開始します」という新聞発表があるやいなや、速攻で窓口へ出向いて、
「立ち上がった初日から使いたいので、加入手続きをしたい」
と言っても、行員は誰も理解してくれなかった。
「それは当行のサービスですか? 聞いたことありませんが。。。本当に当行のサービスですか? いったいどのようなサービスですか? それで何ができるんですか?」
と聞き返される始末。
「わからないならとりあえずパンフをください」
「そんなパンフは置いてません」
「だったら加入のための用紙とかありませんか。勝手に加入しますから」
「そんな用紙は置いてません」
とにかく話にならなかった。きっとこの支店にだけ通達されてないんだろう。他の支店へ行けば大丈夫のはずだ。そう思って3つの支店を回ってみたけど、どの支店でもまったく同じ反応。 揚げ句の果てに、「こちらへどうぞ」とソファーに座らされ、待っているとお偉いさんが数人出てきて、
「それはどのようなものなのか、ぜひ教えてください」
「。。。(汗)」
そんな感じだったのが、窓口のおねえさんにまで浸透するとは。いやー、おにいちゃんは嬉しいよ。(笑)