酒市場

実家へ行く際、「酒市場」に立ち寄る。前回実家に行った際、「この酒は誰にも飲ませない」と菊水を独り占めしてしまい、親父にひんしゅくを買ったので、その罪ほろぼしに、菊水を買って行こうとしたのだ。

うろうろと菊水を探していると、焼酎の試飲コーナーがあった。
「米と麦、どちらがお好きですか」
「米」
「では、これを飲んでみてください。田苑っていう焼酎なんですけど、美味しいですよ」
「いつもは焼酎なんだけどね。でも今日は日本酒を買いに来たんだけど。。。」
「まぁ、飲んでみてくださいよ」
(ぐびぐび)
「う、美味い!」
「麦もいかがですか」
「もらうもらう。(^ ^)」
(ぐびぐび)
「な、なんだ、これは。コクと香りがウィスキーほどに。。。」
「そうでしょう。私は家ではこれを冷蔵庫で冷やしておいて、いつもロックで飲むんです。ゆっくりとくつろぎながら飲むと、最高ですよ」
「確かにロックが合いそうだ。。。」
「あ、氷、ありますよ」
「えっ! じゃあ、今度はロックでちょうだい!(^ ^)」
(ぐびぐび)
「こ、これ、欲しい。しかし、米にするか麦にするか。。。もう一度、米をストレートでちょうだい。(^ ^)」
(ぐびぐび)
「今度は麦をストレートで。(^ ^)」
(ぐびぐび)
「うーむ。。。口当たりで取るなら米だな。しかし、この麦のコクと香りは捨てがたい。うーむ。。。」
「。。。どちらにします?」
「もう一度、麦をロックで。(^ ^)」
(ぐびぐび)
「うーむ。。。米をロックで。(^ ^)」
(ぐびぐび)
(ぐびびびびび‥‥)
「お、お客さん。(-_-;」
結局、菊水はやめて、田苑の麦を買う。

あれだけ飲んで、「やっぱり買わない」と言ったら、そりゃあ怒られるだろうから。(^^;

斜め隣の家が、骨組みまでできてきた。土地の坪数も建坪も、土台の高さまで我が家より上だ。ちょっと嫉妬する。